前向きのススメ

若年性脳梗塞で人生観に変化。家族を幸せにしたいなら、自分も楽しく前向きにならないとね。

パパは若年性脳梗塞!?③

ある年の8月の2週間、
若年性脳梗塞と診断され、入院しました。
異常は視野に現れ、本を読む事もままならず、
途方に暮れていました。

入院から1週間、検査漬けの毎日を過ごすも、
原因は一向に判明せず。
それでも、異常のあった視野に劇的変化が!
唐突に本が読めるようになった。
もう、嬉し過ぎ!
談話室の本を読んだり、
売店で雑誌を買ってきたり、
子供の好きなアニメキャラの模写したり、
沢山やっても、気持ち悪くならない。

先生に相談したら、視野の検査をして貰える事に。
その検査とは、ドーム状の空間をのぞき込み、
ランダムに光の点が現れるというもの。
どれだけ速く反応できるか、自分との勝負!
(多分、速さは関係ないです・・・)
ちょっとゲームみたいで面白かった。
結果は異常なし。よっしゃー!

入院も終盤になった頃、先生から、
「やっぱり原因は分からない。
ただ、首から脳に向かう太い血管が
左右対称ではなく、片方が細い。
これが先天的であれば問題はないが、
今回の脳梗塞に何らかの因果関係があるなら、
検査が必要かもしれない。」
じゃ、検査を・・・。と言うと。
「検査自体にリスクがあるのと、
とにかくその後が痛いので、
やるかやらないか、お任せします。」と。

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内容としては、局部麻酔で足の付け根から
カテーテルを挿入し、首の辺りで造影剤を流して、
脳内の血流を確認するというもの。
その後は圧迫止血で固定するため、
トイレに立てず、尿道に管を通して、採尿する。
麻酔リスクもさることながら、
この尿道に管を通すのも抜くのも激痛。らしい。
うっ、マジか?
それでも、やらず後悔はしたくない。
やると即決する。

検査当日の朝、足の付け根の毛が邪魔なので、
剃って下さいとの指示。
看護師さん(女性)、「剃りましょうか?」と。
いやいや、自分で。
「ごめんなさい。確認はしてもいいです?」
・・・はい。
結局、見られる。

手術室へは、裸に手術着。
これが心もとない。
そして検査時、ほぼ脱がされる。
数人の看護師(だから女性だって)が側にいる。
これなら、全身麻酔にしてくれ。
先生が「意識レベルをみたいから、
お話し続けてくれる?」というので、
恥ずかしさでテンションがおかしく、
べらべら話続けていたら、
「ここ集中力が必要だから、黙って。」
話してっていったじゃん。心で叫ぶ!
もう、どうとでもしてくれ。

そうして終了後、病室に戻ると恐れていた、
尿道に管を通す作業。
先生が「痛いからねー」と。
ちょっと楽しんでないか?
それにしても、マジで痛い。
冷や汗が吹き出す。
「最後のひと押し、もっと痛いからねぇ。」
うそでしょ?
グイっとされる。悶絶!
今まで味わった痛みで、一番かも?

その後も少しでも、動こうものなら痛い。
姿勢を直す事も出来ず、なかなか寝付けず、
地獄のような一夜を明かす。
朝になり看護師さんが、「管抜きますねー。
一気にいきますよー。」
再び悶絶。
とは言え、解放された・・・と思ったら大間違い。
数日間、トイレに立つたび、激痛。
人にやって貰うと一気にいけるが、
自分からとなると、気持ちを作るのが大変。

そして、検査結果は問題なし。
結局、入院では原因を見つけることは
出来なかったわけだけど、
日常生活に戻れるだけで、よしとするか。

痛みがなくなった頃、丁度退院となりました。

この病気を機に僕の人生観は変わりました。
それまでは、家族第一主義。
自分の用より家族優先。
それ以外は仕事。
趣味はなくなり、友達ともほとんど会わない。
すぐに会える友達なんて、いない。
仕事はハードで嫌になっても、
家のローンがあるから辞められない。
家族は大好きなので、それはそれでいいと
思ってました。
でも、どこか気が休まらない。
仕事での人間関係や厳しさに悩み、
病気の前は仕事中に過呼吸を起こしたことも。

病気になって気付いた事は、
「家族も仕事も大事だが、自分の事も大事だ」
「自分が幸せじゃないと家族も幸せには出来ない」
という事。
これからは、自分の時間を大切にして、
いろいろチャレンジして、遊んで学んで、
時にはのんびりもして、
家族と共に生きていきたい。
そう思うのです。